江戸小紋の買取相場はどれくらい?その特徴や種類、買取のコツも紹介!

着物の定番として着物愛好家たちから親しまれているのが、江戸小紋です。決して派手さはないながら古来から多くの人に愛されているこの着物が祖父母の家などに大量にあり、その処分に困っている人もいるでしょう。

自宅にある着物、遺品整理などで着物の処分に困っている人におすすめなのが、着物を買取に出すことです。では、江戸小紋の着物は買取に出した場合、どれくらいの値段がつくのでしょうか、

今回は、江戸小紋の特徴、買取相場、高額買取を実現するためのコツなどについて、詳しく解説していきましょう。

江戸小紋とは

では、江戸小紋とは、そもそもどのような着物なのでしょうか。その特徴や歴史、江戸小紋の種類について以下より説明しましょう。

歴史と特徴

江戸小紋とは、細かい模様がほどこされた生地、あるいはその生地でつくられた着物の総称です。その模様は、遠くから見ると無地に見えるほど、細かい模様でできています。

江戸小紋は文字通り江戸時代に始まりました。江戸時代、幕府から出された贅沢禁止令により、派手な色合い・模様の着物を着ることができなくなり、その結果、江戸小紋という派手さのない着物ができあがったのです。

江戸小紋は、もともと武士たちが礼服に各藩の柄を染めたことが始まりといわれています。それが町人にも浸透して、生活用具、草木や花などの庶民的な柄が用いられるようになったのです。

そして、江戸小紋の特色である細かい模様は、細かいほど格式が高いといわれています。

種類

江戸小紋のなかでも人気なのが、通称「江戸小紋三役」と呼ばれている3つの柄です。

「鮫」
江戸小紋のなかでも人気が高い柄。鮫の肌のような細やかさ。


「角通し」
細かい正方形が一寸の狂いもなく並んでいる柄。「筋を通す」という意味合いの名称。

「行儀」
細かい点が狂いなく並んでいる柄。「礼を尽くす」という意味合いの名称。

どの柄も地味ながらも繊細さが伝わる美しい仕上がりになっているのが特徴です。これを仕上げるには高度な技法が必要なため、着物買取業界では、高い評価を得ています。

江戸小紋の相場は?人気アイテムは?

江戸小紋を着物買取店に出した場合、安価なもので数百円、価値のあるものであれば5〜8万円もの値段がつきます。買取金額の平均は2,000〜3,000円ほどと考えていいでしょう。江戸小紋の買取市場の相場を以下にまとめてみました。

素材が安いもの(ポリエステルなど)、古いもの最安価100円ほど、状態が良く新品同様であれば2,000円ほど
無名ブランドのもの2,000〜5,000円
有名ブランド、有名作家のもの5,000〜10万円

江戸小紋は繊細な模様が売りなので、少しでも生地の劣化、汚れが目立つ場合は査定額ダウンに大きく影響します。そのなかで高額査定額が期待できる江戸小紋のタイプは以下のものです。

・有名作家が手がけた江戸小紋
江戸小紋は、江戸時代から続く綿密な技法によってつくられる着物です。そのなかにおいて着物界の有名作家が手がけた江戸小紋の着物は、繊細な技法によって江戸小紋の柄が表現されているので、芸術品といってもいいでしょう。そのため、着物買取市場では、5万円以上、8万〜10万円ほどの高額査定になるケースが多いです。

・正絹
ポリエステルのような化学合成素材と違い、正絹は、肌触りも心地よく見た目にも美しさが際立つ素材です。安価な素材に比べて、1万円以上の買取価格がつく扱いになっています。

・江戸小紋三役
先述した江戸小紋の代表格であるこの3つのタイプは、繊細な柄の仕上がりが美しいため、多くのファンを獲得しています。

江戸小紋の買取方法は?

江戸小紋の着物を買取に出す場合、その買取方法はどんな種類があるのでしょうか。その方法の種類を紹介しましょう。

ネットオークション・フリマアプリに出品する

いらなくなった江戸小紋の着物は、ネットオークションやフリマアプリに出品すれば、着物愛好家の目に止まって買取をしてもらえる可能性があります。もし買い手が見つかった場合、リサイクルショップで買取をするよりも高額な買取額がつくこともあるでしょう。

ただし、必ず買い手が見つかるとは限らないので、出品すれば100%お金になるという保証がないのがデメリットですまた、この手の売買方法は、個人間でのやり取りで進むので仲介人がいません。

そのため、買い手との交渉や発送などの準備など、一連の作業をすべて自分1人で行う必要があります。そして、公平な立場である仲介人がいないので、トラブルになる可能性もあるでしょう。

リサイクルショップで買取してもらう

リサイクルショップは、全国展開しているチェーン店や地域密着型の店舗など、全国いたるところで営業しているので、着物買取の依頼は簡単に行えるでしょう。

大手のリサイクルショップは、査定や接客スキルなどの教育が行き届いています。買取実績の豊富さ・顧客満足度の高さもハイレベルなので、時間をかけずにスムーズに買取が完了するでしょう。

ただし、店舗によっては着物買取が不可、あるいはお店側が着物の知識に乏しい場合、価値のある着物でも査定額が低くなる可能性があります。

着物買取の専門店に依頼する

江戸小紋の着物をしっかりと買取に出したい場合、最もおすすめなのが、着物の買取に特化した専門店に依頼することです。このタイプの店舗は、着物に関する膨大な知識と査定スキル、着物買取の実績があるので、初めて着物買取をする人でも安心してお任せでできるでしょう。

店頭での買取であれば、その場で査定が始まり買取成立して現金化という流れが、あっという間に完了します。また、店頭に行く暇がない人でも、出張買取・宅配買取に対応している店舗も多いです。

ネットでの査定も無料で行えるので、自宅にいなくても買取依頼ができます。このようなお店に江戸小紋を出せば、高額買取が期待できるでしょう。

江戸小紋を高く売るコツとは?

江戸小紋は、着物業界では価値のあるものなので高額査定額が期待できますが、気をつけるポイントを押さえておけば、さらに査定額はアップするでしょう。では、江戸小紋をより高額で売るためのコツとは何か、以下より説明しましょう。

少しでも良好なコンディションにしておく

買取に出す前に少しでもケアをしておけば、着物が良い状態になって査定時の印象も変わります。取り除き可能なシミや汚れは除去する、数日間日陰に干していれば匂いをとるなどの努力はしておきましょう。

他の服・小物も一緒に買取に出す

江戸小紋は、そのシンプルさから色々な和服・小物と相性が良く、多様はコーディネイトが楽しめることも特徴です。そのため、江戸小紋の着物を単品で買取に出すのではなく、他の和服や和装小物と一緒に買取に出すと店舗側も喜ぶでしょう。

複数の着物買取店を比較する

着物買取に力を入れている専門店はいくつかありますが、一つの店舗だけ見つけたらすぐに買取に出すのではなく、複数の店舗を比較することも大事です。

どの店舗もLINEなどを使った無料査定を実施しているので、自分が持っている江戸小紋がどれくらい価値があるのか、相場はいくらかのか、無料査定である程度知ることが可能です。

そして、各店舗から出た査定額を比較することによって、どの店舗が最も高額で買い取ってくれるのを知ることができます。査定時かかる時間もかからないので、複数の店舗に査定依頼をするようにしましょう。

まとめ

江戸小紋は、シンプルながらも品があり高尚な雰囲気のあるデザインのため、着物のベテランから初心者まで幅広い愛好家を持つ品物です。またあらゆる和服・小物との相性が良く、さまざまなコーディネイトが楽しめるという、その派手さのないシンプルさが長所にもなっています。

着物買取市場でも安定した人気を誇る江戸小紋を、もし自宅に保管していた場合、買取に出してみてはいかがでしょうか。予想以上の高額査定額がついて思わぬ臨時収入になるでしょう。

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