【大島紬】高額買取を狙う!大島紬の買取相場から高額買取のコツ&おすすめ業者をご紹介!

「大島紬の買取相場はいくら?」

「大島紬を高額買取してもらうコツは?」

このような疑問をお持ちではないでしょうか。

ここでは、大島紬の買取相場から高額買取してもらうポイントについてお伝えしていきます。

この記事を読むことで、大島紬の買取相場がわかるだけでなく、どうすれば高く買取してもらえるのかわかってもらえるかと思います。

おすすめの買取業者についても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

大島紬とは

大島紬は、鹿児島県の南方に位置する「奄美大島」を中心とした伝統工芸品として作られている絹100%の着物の総称です。

奄美大島の他にも、鹿児島県や宮崎県都城市でも作られています。

また約1,300年の歴史をもつ大島紬は、フランスの「ゴブラン織」イランの「ペルシャ絨毯」と並んで、世界三大織物のひとつに数えられ「着物の女王」とも呼ばれ、着物愛好家からも高く支持されています。

日本の絹織物の中でも最高級とされる大島紬は、安いものでも一反30万円程度・高いものだと数百万円はくだらないとされています。

大島紬の特徴は、正絹100%で織られていて「着れば着るほど肌に馴染む」ため、着物の世界では普段着として扱われています。

本物の大島紬として認定されるためには、さまざまな項目をクリアしなければならず、主に以下の項目があります。

  • 100%絹でできていること
  • 平織りであること
  • 締機によって手作業で加工されていること
  • 手機で織られていること
  • 先染め手織りされていること

作業工程は30〜40ほどあるため大量生産することが難しく、ひとつひとつ丁寧に作り込まれているため希少性が高く値段も高額になっています。

そして、その作業工程の「泥染め」という工程から、特有の黒く渋い色合いが出ることで大島紬の色が作られるということになります。

大島紬が高額で買い取られる3つの理由

着物の中でも別格の存在である大島紬ですが「なぜそこまで高額で取引されるのか?」について、以下3つの理由が挙げられますので解説していきます。

  • 生産数が少なく希少である
  • 伝統工芸品である
  • 特に高額なのは『都喜ヱ門』

それぞれ見ていきましょう。

生産数が少なく希少である

上記でもお伝えしましたが、大島紬の作業工程は30〜40ほどあり、大量生産することは難しく生産できる数にも限りがあります。

世に出る数が少ないということはそれだけ希少価値も高くなり、需要に対して供給ができないために値段も高額になっていくという仕組みです。

また、大島紬には手織りと機械織りがあり、手織りとなればさらに生産できる数に限りが出てくるため、より希少価値も上がるでしょう。

伝統工芸品である

日本古来から作られている工芸品を総称して「伝統工芸品」と言いますが、大島紬も伝統工芸品にあたります。

日本の伝統工芸品は、コレクターや近年では海外からも注目されて人気が高いため、大島紬も例外なく高額で買取される傾向にあります。

伝統工芸品は、鑑賞することを目的にした芸術性を追求するだけでなく、機能性も重要視することも目的とされています。

大島紬も芸術性を追求するだけでなく、着心地の良さにも定評があるため、その点でも高額で買取される要因にもなっています。

特に高額なのは『都喜ヱ門』

大島紬の中でも最高峰の評価を得ているのが『都喜ヱ門』というブランドです。

都喜ヱ門は、「紬一つをわが命とぞする」を信条として70年以上を大島紬作りに費やし、国内だけでなく海外からのコレクターからも人気があります。

都喜ヱ門ブランドは、長い年月をかけて制作されるため市場にもあまり出回っていないため希少性も高いです。

そのため、中古品であっても市場人気が高く、高額で買取される要因にもなっています。

大島紬の買取価格をきめる7つの要素

大島紬には、他の生産地にはない手法や工程があり買取価格を決める要素にも含まれています。

【大島紬の買取価格を決める7つの要素】

  • 保存状態
  • 丈の長さ
  • 染色方法
  • 天然染料を使用しているか
  • 証紙の有無
  • 「手織り」か「機械織り」か
  • マルキの単位

それぞれひとつずつ見ていきましょう。

保存状態

いくら価値がある着物であっても保存状態が悪ければ買取価格は下がってしまい、最悪の場合は値段が付かないこともあります。

もちろん、希少価値の高い大島紬でも例外ではありません。

着物の生地は繊細なものが多く、カビや黄ばみ対策として1枚ずつ和装専用の「たとう紙」に包んで保管するのが望ましいとされています。

また、着物を長持ちさせるためには、定期的に風を通して湿気がたまるのを防いであげることも忘れてはなりません。

せっかくの大島紬を台無しにしないためにも、細心の注意を払って保管するようにしましょう。

丈の長さ

大島紬だけでなく、丈の長さは着物の買取価格を決めるうえで重要な要素です。

丈の長さは、短いよりも長い方が査定評価は高くなります。

丈の長さがあれば、それだけ寸法直しできる幅が広がりますが、短ければ着れる人が限定されてしまうため、業者側も買取を躊躇してしまいます。

さらに近年では、日本人の平均身長が伸びていることもあって、丈が短くてサイズが小さい着物は年々需要が下がっており、比例して買取価格も下がっている傾向にあります。

染色方法

大島紬と一言でいっても、染色方法ごとに種類や名称が分かれているため、染め方によっても買取価格は変動します。

【大島紬の染色方法6種】

  • 泥染め(絣糸が泥白で地糸が泥染のもの)
  • 泥藍染め(絣糸が藍染め地糸が泥染のもの)
  • 草木染め(テーチ木や藍以外の草や木などの天然染料で染めたもの)
  • 色泥染め(絣糸・地糸共に化学染料で染色したもの)
  • 白泥染め(白糸の地糸を使ったもの)
  • 正藍染め(植物藍だけで染めたもの)

大島紬の染色方法は6種類あり、その中でも代表的な締め方は泥染めした「泥大島紬」であり、艶のある黒色が特徴の泥大島紬が1番高級とされています。

天然染料を使用しているか

大島紬の染料は、天然染料と化学染料に分けられ「天然のもの」で染めた方がもちろん値段も高額になります。

ただ、染め方によっては天然染料を基本的に使用して、一部分だけ化学染料を使用することもあります。

大島紬の染料は、テーチ木(車輪梅)樹皮を煮出した汁により色を染める「テーチ木染」と、鉄分の多い泥土につけて発色させる「泥染め」に分けられるのが一般的です。

もちろん化学染料(合成染料)を使用して作られることも多いですが、天然染料を使用して染められた大島紬は高額で取引されています。

証紙の有無

本物の大島紬であれば例外なく「証紙」が付いていますので、証紙の有無は買取価格を決めるうえで重要な証明になります。

証紙は、産地ごとに決められた厳しい審査基準をクリアしたものにだけ与えられる証明書です。

そのため、大島紬に限ったことではありませんが、買取側も「証紙の有無」によって買取価格を決めるといっても過言ではなく、高額で買取してもらうためにも大切な要素となっています。

「手織り」か「機械織り」か

大島紬には「手織り」と「機械織り」とに分けられ、手織りの大島紬は機械織りよりも時間がかかるため、生産できる数も少なくなり希少価値も高くなります。

元来、大島紬の作業工程は手織りが一般的でしたが、近年では機械織りで作ることも増えてきてます。
また、手織りと機械織りでは貼られる「証紙」にも違いがあるのも特徴のひとつです。

【手織りの証紙】
経緯絣 : ブルーの旗印 + 鹿児島県本場大島紬協同組合連合会発行の伝統工芸品マーク
緯絣  : ブルーの旗印「織絣」捺印 + 鹿児島県本場大島紬協同組合連合会発行の伝統工芸品マーク

【機械織りの証紙】
緯絣  : ブルーの旗印「織絣」捺印 + 鹿児島県絹織物工業組合発行の伝統工芸品マーク
縞大島 : オレンジの旗印 + 金色の「正絹シール」

参照元:よくわかる!大島紬

同じ大島紬でも、手織りか機械織りによって買取相場は全然変わってきますので、買取価格を決めるという意味でも作業工程は重要な要素となります。

マルキの単位

大島紬には「マルキ」という、紬を織る際に経糸1240本に対して絣糸(かすり糸)の本数の単位があります。

1マルキは絣糸80本でマルキの単位が多くなるほど絣糸の本数が多くなり、本数が多くなるとそれだけ絵柄が細かくなるため、織る手間も増え値段も高額になります。

ただ、マルキが多いのがすべて高額になると言われると、必ずしもそうとは言い切れません。
大島紬の柄には、絣の形が「Tの字」と「十の字」になっているものがあります。

Tの字の絣は「カタス」と言い、経糸・横糸それぞれ1本で完成させることができ、一方で十の字の絣は「一元(ヒトモト)」2本一組で絣を作られます。

そのため、2本を合わせる「一元」の方が使う本数は少ないですが手間と時間もかかるため、価格も高額になると言えます。

【種類別】大島紬の買取相場

大島紬と一言でいっても、生産地やブランドによって種類が分かれ、買取相場もそれぞれ違いがあります。

  • 新品の大島紬
  • 古い大島紬
  • 奄美大島の本場大島紬
  • 大島紬のブランド『都喜ヱ門』の大島紬
  • 白大島紬

新品の大島紬

新品の大島紬の買取相場は、20,000円〜40,000円を推移しています。
これは、あくまでも新品・未使用が前提で「手織り」での相場価格になります。

「機械織り」の場合は少し価値が落ちてしまいますので、高くて数千円〜20,000円ぐらいが相場となっています。

古い大島紬

大島紬の希少価値がいくら高いといっても、中古品で状態が悪いものであれば数千円〜の値段が付けばよい方です。

もちろん状態が悪いといっても、ボロボロではなくあくまでも着用できるのが前提です。

ただ、中古品でも状態もよく新品と比較しても遜色ないものであれば、10,000円〜の買取相場となるでしょう。

奄美大島の本場大島紬

奄美大島の大島紬の買取相場は、50,000円〜100,000円を推移しています。

大島紬の中でも、本場の奄美大島で作られたというだけで「付加価値」が付いてきます。

奄美大島の大島紬は希少性が高いため、正直相場はあって無いようなものです。

ただ、買取されている事例をチェックしてみると10万円以上で買取されていることも多く、買取に出す際は十分注意して出すようにしましょう。

大島紬のブランド『都喜ヱ門』の大島紬

大島紬の中でもとくに有名なブランドである「都喜ヱ門」の買取相場は、10,000円〜100,000円を超える値段で取引されています。

長い年月をかけて丹精込めて作成されるため、市場に出回ること自体珍しく中古品であっても人気が高くなっています。

仮に市場に出回った場合、買取相場よりも高額で取引される可能性もあるでしょう。

白大島紬

白大島紬の買取相場は、30,000円〜100,000円と本場の大島紬と同様に高額で取引されています。

白大島紬は黒が基調である本場の大島紬に対して、白い地色に独特の光沢感と張りがあるとても美しい着物です。

白を基調としている白大島紬は、女性の憧れのお召し物として非常に人気であるため中古市場でも高額で取引されています。

紬の買取相場比較

ここでは「紬(つむぎ)」の買取相場をそれぞれ比較していきます。

種類買取相場
大島紬〜200,000円
群上紬〜150,000円
結城紬〜100,000円
綾の手紬〜100,000円
久米島紬〜80,000円

参照元:バイセル公式サイト

大島紬の買取相場は、紬の中でも高額になっています。

大島紬が高額になる理由は「大島紬ブランド」による付加価値が付いていることも大きな要因といえるでしょう。

  • 本場の奄美大島で作られていること
  • 高い技法が使われていること(染め方・刺繍方法など)

他の紬も大島紬に負けず劣らず高級なお召し物ですので、もしお持ちであれば「無料査定」に出して価値を知ってみるのもよいのではないでしょうか。

高額買取してもらうための4つの条件

大島紬だけでなく、着物を高額買取してもらうためにはいくつかのポイントがあります。

ここでは、4つの条件に絞って詳しく解説していきます。

  • 証紙・落款を一緒に売りに出す
  • 補修しない
  • 不要になったら早めに売る
  • 着物に精通している業者に売る

ひとつずつ見ていきましょう。

証紙・落款を一緒に売りに出す

着物を少しでも高く売るためには、着物とセットで「証紙(しょうし)」や「落款(らっかん)」を一緒に売りに出すことです。

証紙とは、着物を購入した時に付いているハギレのようなもので、着物の価値と品質を証明する証明書のことをいいます。

また落款は、作者を証明するサインのようなもので、印や刺繍で表現されています。
証紙や落款があることで着物の価値を客観的に証明してくれるため、買取側も安心して値段を付けることができます。

補修しない

着物には、虫食いや生地破れなど補修が必要になることも多いと思いますが、無理に自分で補修しないことをおすすめします。

着物の直しや補修は専門店に出すのが一般的ですが、金額も約10,000円ほどしますので、そこは買取相場と比較して決めるようにしてください。

ただ、中古市場では希少価値の高い大島紬でも数千円〜10,000円程度にしかならないため、売ることを決めているのであれば補修に出さずそのまま売りに出す方が良いでしょう。

不要になったら早めに売る

着物が不要になったら、1日でも早く売りに出すことが高額買取につながります。

着物の生地は繊細であるため、たとう紙に包んで専用タンスに入れ、丁寧に保管していても日が経つにつれ劣化していきます。

いくら価値がある着物であっても、汚れや黄ばみといった汚れがあれば高額買取は難しくなります。
もし着物を売りたいけれど査定依頼するのが面倒に思っている人は、すぐにでも査定を申し込むことをおすすめします。

着物に精通している業者に売る

着物を売る方法は複数ありますが、より高額で買取してもらうためには着物に精通している着物専門の買取業者に売りに出すことです。

リサイクルショップや古着屋でも着物は売れますが、種類に関係なく1kgいくらといった「従量制」で買取されるため、安く買い叩かれることがほとんどです。

さらに、着物のことを知らない素人同然のスタッフが査定するため、価値基準も定まっていない金額で買取される可能性もあります。

一方、着物専門の買取業者であれば着物に精通してる査定員が明確な基準を持って査定してくれるため、売りに出す方も納得して売りに出すことができます。

実績のあるオススメ着物買取専門店3選

大島紬に限らず着物を買取してくれる業者は数多くありますが、その中でも特に実績があっておすすめの買取業者を3つ紹介していきます。

  1. ウリエル
  2. バイセル
  3. 福ちゃん

1. ウリエル

公式サイトウリエル
買取対応エリア全国
電話番号0120-980-513
受付時間8:30~17:30(土日祝除く)

ウリエルは、買取実績が300万点以上ある着物買取専門店です。

リサーチ会社(ゼネラルリサーチ)が実施した満足度のアンケート調査でも、複数部門で1位を取るなど顧客からの評価高い買取店です。

また、着物の専門知識を持ったスタッフが常駐しているため、安心して査定をしてくれる出すことができるといった評判もあります。

買取方法も「店舗・宅配・出張」と主要な3つの方法で査定依頼ができますので、住んでいる場所や仕事や家庭の状況などを考慮したうえで最適な方法を選択できます。

2. バイセル

公式サイトバイセル
買取対応エリア全国
電話番号0120-402-133
受付時間24時間365日

バイセルは、上場企業の株式会社バイセルテクノロジーズが運営する買取専門店で、着物を含む累計買取実績が1,400万件と業界でもトップクラスの実績を誇っています。

買取ジャンルは着物だけでなく、切手や古銭・お酒・毛皮など幅広いジャンルを取り扱っています。

その中でも、着物買取には取り分け力を入れており、日本全国で「店頭・宅配・出張」と3つの方法で買取サービスを展開中です。

また顧客の満足度調査でも複数部門でNo.1を獲得しており、丁寧で親切な対応が選ばれる理由にもなっています。

3. 福ちゃん

公式サイト福ちゃん
買取対応エリア全国
電話番号0120-947-295
受付時間9:00〜20:00(年末年始除く)

福ちゃんは、着物だけでなく切手・骨董品・食器類など幅広いジャンルを扱っている買取専門店です。

LINEから買取依頼ができたり、対象地域は限定的ですが「即日出張買取」のサービスも行なっています。

さらに、女性が安心して利用できるように、受付・訪問・アフターフォローまですべて女性スタッフが担当する「レディースプラン」という新サービスも始まっています。

福ちゃんは、女性が選ぶお客様調査で「満足度No.1」を獲得するなどとくに女性からの支持を圧倒的に得ています。

買取方法も「店頭・宅配・出張」と3つの方法から選択でき、買取成立時の手数料も無料となっているため利用者の優しいのが特徴的です。

まとめ

この記事では、大島紬の買取相場から高額で買取してもらうためのポイントについて紹介してきました。

大島紬の買取相場は、数百円〜数万円と幅広く設定されていますが、中には10万円以上で買取されるケースもあります。

大島紬は「着物の女王」と呼ばれるほど、着物好きの中でも高い人気を誇っています。

需要が高い割には市場に出回る数が圧倒的に少ないため、買取に出すと高額で買取してもらえる可能性が高くなります。

もし大島紬の買取を検討しているのであれば、無料査定だけでも受けてみることをおすすめします。

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